香典 - 葬儀フィールド

韓国の葬儀の風習を知っておこう

その昔、韓国では儒教の影響もあって、遺体は土葬するのが一般的でした。しかし、墓地がだんだん手に入りにくくなってきたこともあり、最近では火葬が増えてきています。火葬率は5割に達するとも言われており、今後さらに火葬率はアップしていくでしょう。

土葬の場合は葬儀が済んだ後、葬列を組んで墓地に向かいます。そして、遺体を埋葬するわけですが、最近は伝統的な墓地は富裕層しか持てなくなってきました。これも土葬が減っている原因のひとつです。また、韓国にも日本と同じように、葬儀の際に香典を包む習慣があります。

もちろん、相互扶助が目的です。香典は日本独特の習慣と思われがちですが、そうでもありません。世界を見ると、日本とは全然違う冠婚葬祭の風習を持つところがたくさんあります。様々な国の風習を知っておくのも面白いでしょう。

不祝儀袋表書きの書き方とマナー

香典を入れる袋は「不祝儀袋」といいます。香典袋という言い方はあからさまなので避けた方が無難です。宗教によって表書きや袋の選び方は異なります。相手の宗教がわからない時は、黒と白の水引のついている不祝儀袋に「御霊前」と書きます。

御霊前は宗教を問わずに使える表書きとされています。キリスト教式葬儀では、正式には不祝儀袋を使用しませんが、日本の葬式の習慣としてマナー違反にはなりません。水引は不幸が二度とないようにの意味で結び切りにします。

市販の袋で黒白の水引がかかっているのもは、すべて結び切りになっていますから、間違う心配はありません。名前はフルネームで水引の下、中央に書きます。「とるものもとりあえず駆けつけました(墨をする暇もありません)」「涙で墨が薄まりました」という意味で、薄墨で書くのがマナーです。

薄墨筆ペンも市販されています。


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